Live2Dのデータをvmeetsにアップロードする手順(中級編)
カメラ設定、エモートボタンの設定
概要
アップロードするアバターのフォルダに、設定ファイル avatar.config.json を置くことで「カメラ設定、エモートボタンによる手動表情切り替え設定」が反映されます。カメラ設定やエモートボタン設定が不要な方はavatar.config.jsonファイルを用意する必要はありません。
設定の流れ
以下の6ステップの流れでavatar.config.jsonの設定を進行しますので順番に進めてください。
ステップ1 moc3の種類を確認する
- moc3をCubism3エディタで開いて、ダウンロードするavatar.config.jsonのタイプを確認します
ステップ2 avatar.config.jsonファイルをダウンロードする
- ステップ1で確認したタイプに合わせてavatar.config.jsonをダウンロードします
ステップ3 model3.jsonのファイル名を設定する
- avatar.config.jsonを開いて、先頭のmodel3.jsonのファイル名をお手元のファイル名に書き換えます
ステップ4 動作確認をする
- moc3と同じフォルダにavatar.config.jsonを配置して、zipにして動作確認をします
ステップ5 カメラ設定をする
- 必要に応じてカメラ設定を書き換えます(アバターが画面からはみ出している時や小さすぎる時にご利用ください)
ステップ6 エモートボタンの設定をする
- 必要に応じてエモートボタン設定を追加します(エモートボタンを使いたい時にご利用ください)
それでは以下にステップの詳細を説明します。
ステップ1 moc3の種類を確認する
moc3をCubism3エディタで開いて、ダウンロードするavatar.config.jsonの2つのスタイルを確認します。判別はCubism Viewerでパラメータ名を見て選択してください(独自でパラメータ名をつけている特殊ケースは今回はマニュアルの解説外となりますが、vmeets@libzent.comにご連絡頂ければ方法をご案内致します)。
スタイルA ParamEyeBallX
スタイルB PARAM_EYE_BALL_X
と大文字、小文字の命名ルールが異なります。
スタイルAかスタイルBかを確認したらステップ2に進みます。
ステップ2 avatar.config.jsonファイルをダウンロードする
ステップ1で確認したタイプに合わせてavatar.config.jsonを右クリックで保存します
パラメーターの記述スタイルA(例:ParamEyeBallX)
avatar.config.json
パラメーターの記述スタイルB(例:PARAM_EYE_BALL_X)
avatar.config.json
【注意!】必ず上の2つのファイルのどちらかをベースにファイルを作り始めてください。ご不明な点はお気軽に vmeets@libzent.com までお寄せください。
ステップ3 model3.jsonのファイル名を設定する
avatar.config.jsonをテキストエディタで開いて、先頭のmodel3.jsonのファイル名をお手元のファイル名に書き換えます
"Model": "アバターモデルのファイル名.model3.json",
ステップ4 動作確認をする
moc3と同じフォルダにavatar.config.jsonを配置して、zipにして動作確認をします。
ステップ5 カメラ設定をする
必要に応じてカメラ設定を書き換えます(アバターが画面からはみ出している時や小さすぎる時にご利用ください)
ダウンロードしたavatar.confin.jsonに記載されているCameraPositionの部分を書き換えてカメラの位置を変更してください。
"CameraPosition": {
"PositionX": 0,
"PositionY": 3.2,
"PositionZ": 6.3
}
PositionX
カメラの左右位置設定 真ん中が0です。
PositionY
上下位置設定 数値を大きくするとカメラが上に移動します。
PositionZ
前後位置設定 数値を大きくするとカメラがアバターから離れます。
ステップ6 エモートボタンの設定をする
必要に応じてエモートボタン設定を追加します(エモートボタンを使いたい時にご利用ください)
Live2Dのアニメーションデータをご用意されている場合は、エモートボタンにアニメーションを割り当てることができます。
エモートボタンに割り当てたいアニメーションをCubism Editorからmotion3.jsonとして書き出して、モデルデータと同じフォルダの中に格納してください。階層は自由ですが、例えばmotionsフォルダを作ってその中にmotion3.jsonを入れるのがおすすめです。
エモートボタン用のモーション設定は以下のavatar.config.jsonを参考にEmoteMotionを追加ください。
avatar.config.json(サンプルファイル)
"EmoteMotion": [
{
"Name": "笑顔",
"Path": "motions/haru_m_01.motion3.json"
},
{
"Name": "こら!",
"Path": "motions/haru_m_02.motion3.json"
},
{
"Name": "だめ",
"Path": "motions/haru_m_03.motion3.json"
},
{
"Name": "ビックリ",
"Path": "motions/haru_m_06.motion3.json"
},
{
"Name": "いかり",
"Path": "motions/haru_m_10.motion3.json"
},
{
"Name": "がっかり",
"Path": "motions/haru_m_09.motion3.json"
}
],
Name
エモート名 vmeets上のエモートボタンの名前表示に使います
Path
ファイルパス 割り当てるmotion3.jsonファイルの置き場所を書きます
※(注意)一番最後のエモート(例では「がっかり」)の ' } 'の後ろには' , '(カンマ)が入らないようにしてください
設定ツールが予定されています
avatar.config.jsonの設定ファイルは、手書きだと大変かと思います。今後はツールによって誰でもわかりやすく設定ができるようになります。現時点では少々難しく感じるかもしれませんが、意欲のある方はぜひチャレンジしてみてください。
設定が分からなかった方へ
不明な点、上手くいかない点がありましたら、お気軽に vmeets@libzent.com までお問い合わせください。私たちが設定ファイルをお作りいたします。